目の前のこの世界だけが、…

目の前のこの世界だけが、
唯一無二の現実じゃないんだ。
どこかに別の人生、別の世界が
あるかもしれないじゃないか。

(本を読むってけっこういいかも、香山リカ)

目の前に見えるものは、
やっぱりインパクトがあるから、
想像だけで見えたような気が
している世界に比べると、
自分との距離が近い。

だからこそ、
その世界だけに
縛られてしまう。

たとえば、子どもに、
将来どんな仕事をしたいか?
って質問をしたら、

きっと、
自分の街にある仕事や、
テレビやメディアで知っている仕事、
親に連れて行ってもらったり、
自分たちで出かけていって見られる範囲に
ある仕事しか、思い描けないはずだ。

そして、その知っている中で、
将来の自分の仕事を考えるとしたら、
おそらく、限定されるだろう。

それが、自分に合うとは限らないのに。

世の中には、いろんな職業がある。

けれど、目に見える、
目で見たものでしか、
人は、世界を描けない。

仮に、それが
ウソのものだとしても、

あるいは、
自分というフィルタを通して
偏って「見た」ものでさえも、
それしか世界を見られないのだ。

わたしたちは、
本当のものを
見ているのだろうか。

世界は、いろいろあるというのに…
そんな気がします。

(参考)本を読むってけっこういいかも(香山リカ)

No.4004

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