勝負の世界で、
何よりも大きな武器は
「不幸」ということである。
これは「何が何でも勝たねばならぬ」
というエネルギーを生み出す力になる。
(書を捨てよ、町へ出よう、寺山修司)
この幸せを守るため、
というモチベーションがある。
一方、
この不幸から解放されるため、
というモチベーションもある。
どっちが強いんだろうか?
これは、勇気と恐怖、
どちらのモチベーションが強いか?
という問いに似ている気もします。
そして、自分の人生で、
どちらのモチベーションで
動くことが多いかっていうのは、
振り返ってみると、
自ずと見えてくる。
わたしの場合は、幸せや平安に
甘んじてしまいやすい分、
ちょっとした恐怖心が出たときの
「ここから解放されたい」
というモチベーションの方が
強いだろうなぁ、って感じる。
だから、行動が後手後手に
なってしまうのを認めざるを得ない。
恥ずかしいことですが…
人間は安心しきっていると、
なかなか行動の必要性を
感じない。
窮屈とか、不自由を感じて初めて
動き始めるエネルギーをもらう感じ。
そのため、
不幸や不自由の度合いが
強ければ強いほど、
パワーも増してくる。
幸せすぎないほうがいい.
それが武器になる。
あまり喜ばしいことじゃありませんが。
No.4024