「こんなの私じゃない!」と…

「こんなの私じゃない!」と
現状否定のドツボに
はまってる十六くらいのみなさん、
他のどっかにキラキラした青春の日々が
あるわけじゃないんです。

その、みっともなく
もがいてる日々こそが、
振り返れば青春なんです。

(底辺女子高生、豊島ミホ)

輝かしい青春の日々を
探そうと、作ろうと、
がんばってみるけれど、
悲惨な日々ばかりが続く。

それは、
青春時代にかぎらず、
働き盛り、
恋愛の真っ最中、
幸せな結婚を夢見て
突入した新婚生活…

きっと、
どんな時期にも
言えるだろうって思います。

小説のように、
「あのころの私たちは、
 今までで一番幸せだった」
とか、その時点で
感じられることはめったにない。

だいたいのことの
すばらしい価値は、
「今」は分からない。

過去にどんなに
夢見ていたとしても、
「今」は分からない。

逆に、
夢見ていた部分が
ふくらんでいればいるほど、
ガッカリするのが現実。

ちょっと時間が経って、
あるいはずーっと後で、
やっと分かってくる。

そもそも、
青春という呼び方が
期待をふくらませる要因の
一つかもしれない。
語源を見ると、陰陽五行説で、
春の色は「青」だから、青春だとある。
そんなことなのか…

何はともあれ、
どんなことがあっても、
あとになれば、
それが青春なのだ。

(参考)底辺女子高生(豊島ミホ)

No.4072

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