「この人が何をしてくれるか」
ではなく、
「自分がこの人に何ができるか」
を考えれば、
相手にとって
あなたは必然的に
魅力的な人になるのです。
(感動の条件、永松茂久)
昨日、寝かけていたところに、
「絶対に迷惑をかけないから、
保証人になってくれないか」
という、知人からの電話。
心がざわつく。
なんだか、おかしいと思って、
話をいろいろと聞いていけば、
ツジツマの合わない話が出てきて、
さらに追及をすれば、
どうやら、まともなことに使うため、
あるいは、まともなことに
使ったことへの返済じゃない様子。
ずーっと顔を
合わせてきた知人じゃないし、
そういうときにしか
連絡をよこさないような人だから、
それでよく
「絶対に迷惑をかけない」
という言葉が出るもんだと感心する。
きっと、詐欺師のほうが、
そういう重大な話をする前に、
相手を油断させる信頼関係づくりに
余念がないだろう。
「~してくれないか」
その要求の大きさに応じて、
信頼関係が強くできていないと、
人は、なかなか応えてくれない。
信頼関係をつくるため、もしくは
自分の能力や魅力を理解してもらうため、
自分のできることをしないうちに、
ものすごく前進させられる関係
っていうのは、めったにないだろうと思う。
自分に益となる、
相手に魅力を感じたら、
その人から何をしてもらうか、
なんて考えたら、そこで終わり。
その魅力から益を得たいなら、
自分はその人に何が出来るか。
それが見い出せなければ、
交流は続かないかもしれない。
(参考)感動の条件(永松茂久)
No.4228