何が「正解」であるかは、
そんなに簡単にわかるものではありません。
のみならず、ある人にとっては
「正解」な生き方でも、
他の人にとってはまったく
正解でないことだってあるのです。
(ピンチに勝てる脳、茂木健一郎)
正解は、
カンタンに分からない。
けれど、
カンタンに分かるときもある。
それは、
答えを求める方向が、
求める場所がふさわしい場合だと
思います。
だから、
正解を求めようと焦るよりも、
どこに求めるかが大切なことが多い。
そこに、
生き方を押しつけられても、
困り果ててしまいます。
押しつけるその当人が、
その生き方をしてないことだってあります。
そもそも、
正解が何か分からない人には、
押しつけられたものが、
正解かどうかも判断できません。
押しつけられたときには、
どちらかというと、
押しつけられた相手の人格とか、
押しつけられ方とか、
その時に言われた言葉で
判断してしまうことが多いのです。
その押しつけれた「正解」よりも、
そっちの方を考えられてしまっては、
せっかく押しつけた答えも、
あまり役に立たない結果となる。
正解を教えたくなるのは、
経験豊かな者の常です。
しかし、
どう正解にたどり着くかも大切、
ということを思い起こせば、
待つしかないという時もある、
っていうことに気づくのです。
(参考) ピンチに勝てる脳(茂木健一郎)
No.4405