人生は本当に
いっぺん絶望しないと、
そこで本当に捨てらんないのは
自分のどこなのかをわかんないと、
本当に楽しいことがなにか
わかんないうちに
大っきくなっちゃうと思うの。
(キッチン、よしもとばなな)
今朝起きて、外を見たら、
天気予報どおり、やっぱり、
雪が降っていました。
毎年、そうですが、
天気予報でいくら言われていても、
実際に雪を見るまでは、
ああ、とうとう冬が来たか、
という気分に
させられることはありません。
なにか、失われたような気分です。
自由に動く、自由に過ごす、
そんな時間が狭められてしまう
感じです。
しかし、それを受け入れると、
冬の間にできる、楽しいことや、
春に備えて待ちながら
積み重ねる時間の大切さも
思い起こされます。
人生、失うことが大切だと思います。
失ってみないと、
大切なことが見えてこない。
手に入るものが、
どんどん増えているうちは、
そこが、見えにくいんです。
あれもできる、
これもできるっていう、
足し算ばかりの人生。
あれができない、
これもできない、
それしかでない、
っていう引き算の人生。
どちらも大切です。
(参考)キッチン(よしもとばなな)
No.4464
