考えるな、というのは、
考えている暇があったら
動けという意味で、
つまりは、
迷うなということなのだろう。
(ヴォイド・シェイパ、森博嗣)
人は、考えることなしに、
最適な行動は出来ないだろうけど、
考えすぎることで、
そこから遠ざかってしまうことも多い。
何ごとも
頭だけで分かろうとするのは、
人間の悪いクセで、
今のような情報化社会では、
特にありがちなことだと思う。
「知った」だけで、
「分かった」ような気がしてしまう。
けれど、本当に、
自分の身になる、身につく、
っていうのは、
やっぱり、行動できるように
なってからの話なのだ。
行動に結びつかない情報は、
コレクションでしかない。
ただ、
ああだこうだと考えてるだけで、
何の結論にも到達しないのなら、
それは、情報が足りない、
っていう場合もある。
行動を起こさなくても
探すだけで
集まってくる情報もあるけれど、
行動して初めて
見えてくる「情報」もある。
いずれにしろ、
ムダに考えすぎずに、
行動を始めてみようっていうことかな。
(参考)ヴォイド・シェイパ(森博嗣)
No.4511