すぐに手に入る救いなんて…

すぐに手に入る救いなんて
あなたには意味がない。

それを得た後には、きっと
もっと大きなものが
欲しくなるに決まってる。

(あられもない祈り、島本理生)

手に入ったものよりも、
手に入らなくて
切に欲してるものの方が、
自分をより表していたりする。

なんで、手に入らないか、
という理由にも
左右されるとは思いますが、
邪魔されると、かえって、
欲しくなるもんでしょう。

邪魔されずに、
手に入るものは、
楽でいい反面、
その「ありがたみ」は
やっぱり、どうしても薄くなる。

なんでもかんでも
与えていると、
喜ばれたり、
嬉しがられたり、
感謝されるよりも、

「なんだ、こんなもの」
みたいな反応をされることが
出てきます。

うちの子供にも、
それほど与えているつもりは
ないけれど、

時折、
与えられているのが
当たり前っぽい感覚が
見え隠れするのが分かります。

ああ、まずいな、
って思いながら、
ちょっと引き締めるわけです。

人間、
ありがとうって気持ちよりも、
もっともっと…という気持ちが
強くなると、かえって
失うことが多くなるかもしれない。

(参考)あられもない祈り(島本理生)

No.4518


人生の短さについて(セネカ)

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