人間なんて、
どんな過酷な状況でも
幸せになれるし、
どんな満たされた状況でも
不幸になれるのかもしれんのう。
(鬼物語、西尾維新)
すごく順調とは
言えなくても、
波風の立たない、
平安な生活が続くと、
ささいな不運でさえ、
ものすごく不幸に
感じることがあります。
たとえば、電話で
気の進まない用事が
入ってきたとか…
それが、
不運続きの毎日になると、
これでもかこれでもか、
と押し寄せてくることが多いので、
電話が入ったとたんに、
「またか」と思いながらも、
内容を聞いて、
「なんだ、そんなことか」
と聞き流せる場合もあります。
人は、短い期間の中でしか、
比較して生きられないのでしょう。
きっと、もっと長い目で、
見られるような理性を
いつもキープできれば、
それほど浮き沈みもなく、
生活できるんでしょうけれど…
人間、幸せになれるか、
なれないかは、
何を感じられるか、
何を感じられないでいられるか、
何も感じられないか、
何かを感じられるか、
という違いだけだったりする。
(参考)鬼物語(西尾維新)
No.5509