実際に、約束を破られたり、
信頼を裏切られたりした時に、
動揺しないために一番いい方法は、
どうすることなのだろうか。
話は簡単である。
それは最初から他人に
過度の期待をしないこと、
もしくは願望を持たないことである。
(恐れない技術、桜井章一)
裏切られたって騒ぐ前に、
自分がどんだけ、
他人の期待を
裏切っているか、
裏切ってきたかって考えたら、
そんなに騒げなくなる。
なんで、
電話してくれないの、
どうして、
気づいてくれないの、
なぜ、
分かってくれないの、
そんな訴えを、
自分も言われなかったか。
人は、
求めることが多くなる傾向があり、
反対に、
与えることが少なくなる傾向もある。
だから、
期待だけはふくらみ、
自分の役割や責任を果たす方は、
お休みになりがちだ。
関わっている人同士が、
そんなふうになったら、
期待や願望が叶うわけがない。
きっと、
ぶつかりあうことばかりが
増えるはず。
期待しない、期待しない。
期待するなら、自分に対して。
(参考)恐れない技術(桜井章一)
No.5522