一夜にして
人を変えてしまう事件
というものがある…。
しかしそれは大変なことだ。
人はそんな事件に出会わないのを
幸運と思わなければならない。
なぜならたいていが
不幸な出来事だからだ。
(錨を上げよ、百田尚樹)
人生が変わったら、
と思うけれど、自分からは
なかなか変えられないでいることが多い。
結局、きっかけ待ちになるんだが、
ささいなことでは変わらない。
まして、
すんごいラッキーなことが
起こって変わる人生なんてものは、
めったにない。
たとえば、
1等宝くじが当たって
人生が変わることを期待しても、
実際には、
何千万分の1の確率ですから、
(100kgの米の中から
1粒を見つけるくらい、とも言われます)
そんなラッキー?で
人生が変わる人に、
自分がなれるなんて、
まずないように思えます。
そうなると、だいたいは、
人生を揺るがすような、
不運なことが起こって
変わる人の方が多い。
それが幸か不幸か、よく分からない。
なぜって、
それ自体は
不幸かもしれないけれど、
それで変われたら、
それはそれで、
幸せなことでしょ。
(参考)錨を上げよ(百田尚樹)
No.5524
