何かを選択するということは、
間違いなく別の何かを
捨てることなのです。
(イノベーション仕事術、竹中平蔵)
いくら優しく、
柔らかくお願いするように、
断ったとしても、
断らずに
やることにした、
あるいは行くことに
した約束の側から見れば、
それは「捨てた」ことに間違いない。
捨てるつもりはなかった、
といくら言っても、
人間は、一つしか選べない、
という場面が多い。
捨てることにならないためには、
それ以前の段取りとか配慮が、
かなり必要だと思う。
常日頃、
どれだけ大切にしているか、
行動に移すとか、
言葉にしていないとならない。
それがないまま、
二者択一の場面が来た時、
いつもいつも
一方だけを選んでいたら、
捨てたことになるのだ。
幸い、
捨てたことにしたくないことにも、
捨てた方がいいことは多くある。
逆に、
捨ててしまったことの中に、
本当は選ぶべきだったこともある。
そういうことに気づくのも、
いったん選んだり、捨てたりした後。
決心をして、
選んでみるしかないのだ。
そこで、自分の成功や失敗に、
気づいていくことが成長の糧になるのだ。
(参考)イノベーション仕事術(竹中平蔵)
No.5566