他人の案に
欠点を見つけることは
難しいことではない。
どんなプロジェクトにも
リスクはあり、常に
成功するとは限らない。
しかし、他にやるべきこと、
やれることが、ないとき、
何もしないよりは、
それに賭けてみる手を、まったく
否定するわけにもいかないだろう?
違うかね?
(ZOKU、森博嗣)
今までとは違うことを
目の前に持ってこられたり、
新しいことを
させられそうになったりすると、
人は、無意識に
拒否反応を示すことが多い。
それは無理だよ、
出来ない、
うまくいかない、
とか色々な反対意見を
言いたくなってしまう。
それで終わってしまえば、
一番簡単だ。
じゃあ何もしない、
今のままでいくよ、
となった時に、
現状に問題は感じていないの?
という問いには、
答えられなくなる。
問題は感じているけど、
自分からは何もしたくない、
そんな気持ちなんだろう。
誰かが何かしてくれるのを待つか、
事態が好転するのを待つつもりでいても、
実際には、何も変わらないから、
何もしない人に限って、
うるさく不平や不満ばかりは
言い並べたりするもの。
不満を言うこと、
反対を言うのは誰にでもできる。
でも「じゃあ、どうするか」
を考えるのは誰もがするとは限らない。
(参考)ZOKU(森博嗣)
No.5584