金を貸す者は
2つのものを完全に失う。
すなわち友情と金。
(読むだけでお金に愛される22の言葉[フランスのことわざ]、本田健)
お金の貸し借りは、
人と人との関係性を
変えてしまう。
お金を貸さないことで、
何かしら恨まれるような気がして、
貸してしまうケースがあるようだが、
貸すことで、
かえって恨まれるように
なることも少なくない。
貸すということは、
返してもらえると期待すること。
返してもらうことを
期待しない「あげる」なら、
また関係性が変わる。
たかられる、
依存される、
という関係性もありだ。
貸すなら、
友人という関係が
壊れることを覚悟すること。
あげるなら、
どこかに線引きをしないと、
キリがなくなると自覚すること。
相手に
返す意識と
返す能力があるのなら、
何も壊れることはない。
しかし、
「必ず返すよ」という言葉だけで、
返す能力が見えなければ、
時間が経ってくると、借りた恩よりも、
「友達なんだから、くれたっていいだろ」
という変な特権意識が強くなってくる。
相手の意識、能力を
見誤らないで付き合うことは、
本当に、大切なんだな。
No.5587