負けるなら、
いまのうちです。
…
大きくなってからでは、
一度の惨敗が、
命取りになりかねません。
(水滸伝 6 風塵の章、北方謙三)
負けられるうちに、
どんどん負けて、たくさん学ぶ。
負けることが
なかなか許されない時が
必ずやってくるから。
これは
失敗談なのですが、
できるだけ早く
勝てるようにということで、
勝ちを意識しすぎて
子供にスポーツ指導をすると、
小手先の技術や戦術だけを
覚えさせるようになっちゃう。
それによって、
たしかに早い段階で
勝てるようになるかもしれない。
しかし、ライバルから
それへの対策を
とられるようになると、
基本的な技術や戦術が
足りないだけに、
それ以降の発展が難しくなる。
これは、
勉強やビジネスにも
言えることだろう。
基礎を積み立てている段階では、
どれだけ負けてもいい。
負けの積み重ねで、
どんどん学んでいける。
修正していける。
もちろん、いまは
スピードが求められる時代だから、
負けが許される時間も
短くなっているかもしれないが、
そうだとしても、
負けてもいい時間を
大切に使ったほうがいいことに
変わりはない。
(参考) 水滸伝 6 風塵の章(北方謙三)
No.5688