許すことで……

許すことで…
人は許されるのです。

(覇王の番人、真保裕一)

確約してくれなければ、
こちらも協力しない。

そんな政治の
舞台のようなカケヒキを、
人間関係でやってしまえば、
きっと、かなり、
ギスギスすることだろう。

他人事として見ていれば、
そんなやり取りは、
バカなことをやっているもんだ、
と笑える。

その時々で、
立場が変わっただけで、
結局、やってやり返し、
また、やってやり返し、
の繰り返しなのだ。

他人を責める権利を
欲しがっているかのように見える人。

客観的に見れば、
かなり見苦しい。

けれど、
一生懸命になってしまうばかりに、
自分が、そんな素振りを
してしまっているような時がある。

人を赦せない時の心は、
とても固い。石ほども固い。

穏やかになれるわけがない。

そして、反対に、
赦されたりもなくなるから、
ますます固くなる。

赦されて、
心が穏やかになりたいなら、
赦さなければならない。

ただ、その赦し方も問題で、
「あなたが赦さないなら、
 やっぱり赦さない」
というような態度では、
心の平安は、いつまで経っても、
やってこないだろう。

(参考)覇王の番人(真保裕一)

No.5705

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