世の中には本音と建前、
矛盾があることを認めて、
それに対して感じる怒りや反抗心を
自分なりに消化できること。
まずそれが大人の条件といえるでしょう。
(気にしない技術、香山リカ)
思ったことを、すぐに
口にしないではいられない人間と、
思っても、
口にせずに我慢する人間と、
それぞれに、そういう
自分のコミュニケーション力を、
自慢する方法はある。
「私は、隠し事は一切しないんだ」
「私は、余計なことは一切話さず、
すべてまかせているんだ」
どっちのコミュニケーションでもいいが、
いずれかだけが、ストレスが溜まるとは
限らない。
言いたいことをガマンして、
ストレスを感じるのは
当たり前だろうけど、
思ったことを何でも言ったとしても、
それによって周りから遠ざけられ、
不都合が多くなり
ストレスを感じる場合だって
少なくない。
いずれにしろ、
ストレスを感じる関係は、
私たち人間の周りに少なくない。
それが怒り、不快にも通じる。
それを、外に撒き散らすとしても、
誰かを困らせたり、傷つければ、
また、自分に返ってくる場合も多い。
だから、
他人にそれらを与えることなく、
うまく消化していける方法が欲しい。
(参考)気にしない技術(香山リカ)
No.5719