想像力の多寡は、…

想像力の多寡は、
人間の幸不幸そのものである。

(君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい、浅田次郎)

サンタさんがいるかいないか。

そんなことを真剣に考えて、
裁判にまでなってしまう話。

映画「34丁目の奇跡」は、
そんなストーリーだ。

今は高校生になった娘らと、
幼い当時いっしょに見るために
買ったそのDVDも、あまり
見ることがなくなったが、
クリスマスの精神は、いくらか、
心に残っているような気がする。

サンタさんがいるかどうかについて、
本気で論じ合ってしまえば、
1つのモノサシにこだわる限り、
結論は、明らかになってしまう。

しかし、
どちらを信じるほうで、
心が明るくなるか、
幸せを感じられるか、
心がポッとするか。

さらに言えば、
何を信じているか、
何に希望を抱けるかで、
人に優しく出来るか出来ないかが
決まってくるなら、

想像力ふくらむ方が、
きっと幸せだろう。

まさしく、
「信じるとか
 信じないの問題じゃないの。
 クリスマス・イヴには
 サンタさんがプレゼントを
 持ってきてくれるって
 思ってた方が楽しいじゃないの。」
(ソロモンの偽証 第I部 事件、宮部みゆき)

ということだと思う。

人間が思い込みを始めたら、
その世界はとても小さい。

しかし、人間には、
分かっている真理もあれば、
分かっていない真理もあるのが事実。

そのギャップに
架け橋を渡すのが、
想像力だろう。

だから、想像力で
幸せが叶うこともあるのだ。

(参考)君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい(浅田次郎)

No.5768

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