「大きな幸運」だけを
願い続ける人ほど、
いつまで経っても
こころのピンチから抜け出せません。
そうかんたんには出合えないからです。
けれども、日常生活の中の
「小さな幸運」を大事にできる人は違います。
こちらは感じ方、受け止め方しだいで毎日、
誰でも出合うことができるからです。
それによって少しずつ気持ちを
明るくしていくことも
むずかしくはないのです。
(「こころのピンチ」を救うシンプルな考え方、和田秀樹)
いっきに大逆転したい。
そういう思いに
駆られる理由は、
よく分かります。
ちょっとくらいのラッキーじゃ、
何も変わらないように思えるから。
それに、
ささやかなことを
積み重ねていきながら、
じーっと待つというのは、
今が苦しいと感じる人にとっては、
あんまり、今の苦しさと
変わらないように思えます。
しかし、
大きなラッキーは、
めったに来ないし、
不幸だと思っている人ほど、
そういうラッキーに気づくセンスが
なかったり、
偶然に見つけたとしても、
それをものにできる能力が、
ちょっと足りなかったりします。
だから、
小さなラッキーが大切。
それは、いたるところに、
転がっているから。
それを拾って、
大切に育てられるかっていうのが、
その先の幸せをつかめるかの違いになる。
それが、きっと現実。
(参考)「こころのピンチ」を救うシンプルな考え方(和田秀樹)
No.5776