一所懸命に生きても…

一所懸命に生きても
カッコ悪いことはあるし、
一所懸命になればなるほど、
どんどんカッコ悪く
なることだってある。

でもな、それでいいんだよ。

(空より高く、重松清)

自分が
一生懸命になりすぎて、
まわりが見えなくなり、

とてもカッコ悪く
生きていた時期がある。
そういうことは後になって、
分かってくるし、
そうだった自分に、
理解を示すこともできる。

それでいて、今目の前で、
カッコ悪く生きてる人を見ると、
その一生懸命さを、何かしら
バカにしていたりする。

あるいは、
自分のことでないけれど、
恥ずかしさみたいなものも
感じたりもする。

一生懸命なことは、
恥ずかしいことみたいな
思い込みが、
私たちにはあるんだろう。

カッコいい一生懸命の見本が、
あまりいないことも
関係あるかもしれない。

カッコよく見せられたら、
一番いいけれど、
必ずしもそうはいかないのだ。

けれど、カッコ悪く思われても、
本当はカッコいいことだってある。

カッコ悪くても、
一生懸命やる。

バカにされても、
恥ずかしがられても、
一生懸命にやる。

新年は、
カッコよさが分かるまで、
カッコ悪くがんばろう。

(参考)空より高く(重松清)

No.5777

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