人には愚かに見えることでも、
信じてやれば、必ずそれが
「見えない精神の筋肉」になると思う。
無駄なことの数というのは、
何かを決断しなければならないときの、
素晴らしい判断材料になる。
(逃げない―13人のプロの生き方[伊集院静]、小松成美)
筋力で戦うものがあれば、
知力で戦うものもある。
けれども、
見えない精神の筋肉が、
ものを言う勝負だってある。
なにを鍛えるにしても、
トレーニングっていうのは、
すぐに効果の見えるもんじゃない。
みんながみんな、
同じトレーニングで
進歩していけるわけでもない。
自分の体力とか、
精神力とかにあった、
トレーニング方法を
見つけていかないと、
鍛えられるどころか、
自分も能力も
つぶされてしまうことになる。
トレーニングもそうだけど、
戦う勝負がそれぞれ違うんだから、
他人と比べやすい、
見えやすいところだけ
見ていると、おそらく、
本当の積み重ねにならない。
積み重なっていくこと
っていうのは、
必ずしも見えること
ばかりじゃないから。
ムダなことを
積み重ねないと、
ホンモノの価値も
分からないんだな。
No.5793