何かを具体的に思い描くことと、
実際にそれを行動に移すことの間には、
じつは人が思ってるほど
大きな違いも溝もないんだよ。
やってみると案外、
たったの一歩、ひとまたぎだ。
(放蕩記、村山由佳)
難しい、
という言い訳がある。
けれど、
本当のところ、
自分は分かっている。
その難しさを
どうにかしたいほど、
やる気がないってことを。
無理だ、
ムダだ、
しょうがない…
そういう言葉も、
きっと同じ意味だろう。
なんとしてでも、
どうにかして、
とことんコツコツ、
という気持ちが足りないのだ。
そういう気持ちがあって初めて、
見えてくるもの、
乗り越えられる壁がある。
逆に、
そういう人にしか、
天は、
道を開いてくれない、
助けの手を差し伸べてくれない、
ということなのだろう。
その道が開ければ、
あと「たったの一歩」
という場面もあるだろう。
ただ、まわりから見たら、
ラッキーに思えることも、
それまでの積み重ねの思いが
あるってことを、
忘れちゃいけない。
(参考)放蕩記(村山由佳)
No.5895