勝負を諦めたら、
それで終わりです。
そうではなく、
諦めに似た気持ちになる。
この二つは似ているようで
全く異なった精神状態なんです。
自分で何とかしようと
もがくのではなく、
自然の波と他力に任せてしまう。
いくらもがいたところで
不利な状況は変わらない。
ならばいっそ、気楽な気持ちで
その状況に身を委ねてしまうのです。
ただ、もしかしたら
逆転できるかもしれない
という可能性を信じて、
神経だけは研ぎ澄ませておく。
そうすることで、
自分でも気づかなかった閃きや直観が
導き出されることがあるのです。
(幸福論、羽生善治)
あきらめでなく、
あきらめに似た気持ちになる。
そうすることで
見えてくる。
あきらめたくない!
と力んでいるうちは、
視野が狭い。
なるようになるさ、
と開き直ったときに、
視野が急に広がる。
きっと、
たくさんの人が、
そういうことを経験している。
(参考)幸福論(羽生善治)
No.7069