非常事態は、
他人の本当の姿が見えるだけでなく、
自分の本当の欲求をも、
顕在化させるのでしょう。
(もう、忘れたの?、酒井順子)
ふだんは、
見せることのない顔、姿も、
それを隠す余裕がないほど、
非常事態が突然やってくると、
見えることになります。
相手だけに、
そういうことが起こる場合、
自分だけに
そういうことが起こる場合、
双方に起こる場合、
それぞれによって
見えてくるものが違うでしょう。
たしかに、
非常事態に見えることが
本当の姿かもしれません。
しかし、
ふだんに見せる姿も、
本当といえば本当なのです。
人間は、どこかに、
二面性を持っています。
それを嫌うだけでなく、
見つめて付き合うことも、
時には大切でしょうね。
(参考)もう、忘れたの?(酒井順子)
No.7232