どんどん突き進むのを恐がり、
尻ごみする人間に、
だれがチャンスなんて与えるか。
(大地のゲーム、綿矢りさ)
進むスピード、進む先は、
いろいろあれども、やっぱり、
人は、進んだほうがいいと思う。
振り返って
眺めてみる光景も
悪くないけど、
突き進んで
新しく見つける光景には
自分でも知らない自分を
発見するチャンスがあったりする。
最初から、
チャンスがあるんだよ、
って教えてもらい、
その通りだった、
というところもあるけど、
たいていは、
チャンスと言われても、
それほどのことじゃない時もあれば、
何がチャンスか
よく分からない時もある。
それでも、進んでみたから、
分かったことで、そうしなければ、
いつまで経っても、
何もつかめなかったことだろう。
とりあえず、進んでみる意志と力。
だいたいのことは、そこからしか
始まらないようだ。
(参考)大地のゲーム(綿矢りさ)
No.7242