どんなに健康で、どんなに美しく、
どんなに活動的な人であっても、
最後に
「なにかをしてもらう」人になる。
「施しを受ける」人になる。
与えるのではなく、
与えられる存在になる。
与えられる存在の意味を学ぶ。
他者の援助を受け入れることを学ぶ。
無意味の意味を学ぶ。
強く生きることは学べるが、
弱さは学びにくい。
弱いことのすばらしさは
否定されがちだ。
でも、大丈夫なのだ。
どんなに強い人でも
最後にはそれを学べる。
それは救いだ。
(寄る辺なき時代の希望、田口ランディ)
自分の頭で考えて、
その考えに基づいて
自分の手足で動ける
というのは、幸せなこと。
その当たり前が、
年を重ねるごとに
制限されていくことを自覚せずに、
わざわざ、自ら、
不健康になっていく習慣を
身につけていくというのは、
かなり、もったいない。
思い通りの健康を
手にしたまま生きる、
というのは、
本当にありがたいことなのだ。
No.7272