実際のところ、
人生を台なしにするのに
他人の手は必要ない。
外部の手助けなどなくても、
みずからの手であっさり
台なしにできるのだ。
(This is the Life、アレックス・シアラー)
わたしの父は、
跡継ぎだからということで、
高校へ行ける学力が
あったにもかかわらず、
行かせてもらえず、
その反抗心から
腹いせに、色々なことをやって、
自分の人生を投げ捨てたような人だ
と思っている。
おかげで、その子供としては、
えらい迷惑をこうむったが、
その心境は、分からないでもない。
自分の人生を、
自分の思い通りにできず、
親の言いなりになるくらいなら、
親の手にも入らないように、
壊してしまいたかったのだろう。
なんとも、
もったいないことだが、
それ以外の選択がない、
と思い込んだ時に、
人は自分から人生を壊してしまう。
もしかしたら、何か他のチャンスも
あるかもしれないのだが。
(参考)This is the Life(アレックス・シアラー)
No.7342