時間というフィルターを通さないと、
決して見えてこないものが、この世にはあるのね。
しかも、長い長い時間をかけてじゃないと、
愛や真実と同じでね。歴史もそうかしら。
それらが遠い過去になったとき、
初めて理解できること、というのがあるのね。
その渦中にいるときには決して見えてこないの。
熱中しているときには、本当は何も見えていないの。
たとえば、若さについて書くためには、
書く人は年を取っていなくては駄目だということなの。
(君が笑えば、小手鞠るい)
待つというのは、とても簡単な時もあれば、
かなり難しくなることもあるなあって思います。
ダイエットのためなどに
食事の量を気にしていて、
今晩は、もう食べないぞって決めて、
明日の朝まで待つというのが
難しく感じられる時もあります。
一方、仕事に夢中になっていて、
別に今食べなくてもいいってこともあります。
たった一口のことでも、
それを食べることを待てなくなったり、
それを食べたことで止まらなくなったり、
待つって、なんだべな。
意外と、たいしたことないことなのにな…