理想の夫や理想の妻を求めるのは悪いことではありません。でも、相手に理想を要求できるほど、あなた自身は素晴らしい人間なのでしょうか。もしあなたが誰よりも知的で、教養深く、仕事の能力もバツグンで、優しくて包容力があり、人格的にも申し分のない人なら、それに見合うだけの配偶者を求めてもいいかもしれません。でも、自分は欠点だらけなのに、相手には理想的な人が欲しいというのは、少々虫が良すぎる気がするのです。
(鋼のメンタル、百田尚樹)
自分、家族、人間関係、会社、商品、
どんなことにも、
理想をもっていいのですが、
必ず、理想通りでない点があります。
どこを「ま、いいっか」とするかが、
生きやすさにつながる気がします。