モノも頼りにならない。
しかし心も危ない。
(大河の一滴、五木寛之)
「モノ」より「ココロ」と言う。
しかし、そのココロが、
モノに依存していたら、
そのココロもほどほどがいい。
だとしたら、
未熟な人間を受け入れて、
こんなものかと思って、
力を抜いたほうが生きやすい。
いつもいつも、
力んでいてもしょうがない。
いろんなものに
期待しすぎてもしかたない。
他人が期待できなからといって、
自分だけがんばろうとしても、
その自分が、もっとも期待を裏切る。
がんばるはずが、
途中で挫折する。
期待していないはずが、
誰かへの怒りがもたげてくる。
そんなことを繰り返しながら、
人は成長していく、ということだけが、
たしかなこと。
いろんな経験が、糧になる。
心とモノの危うさを土台にして。