正しいことは一つではありません。
(プロカウンセラーの聞く技術、東山紘久)
プロのカウンセラーさんが
多くの人のカウンセリングを通して、
見出した結論のようです。
その前提には、誰もが、
だいたいにおいて 「自分が正しい」と
思っている現実があるんでしょう。
だから、できれば、
「誰が正しいか」という議論に
ならないようにした方がいい。
何かを選ぶ時に、
「何が正しいか」という話になると、
優劣みたいなことが生じてくる。
それを、
「何が好きか」「何がしたいか」
という話にすれば、
優劣は脇に置いて、
人それぞれの好みの話題に出来る。
好みの問題だったら、
正しくないという判断をされて、
傷つく人もいなくて済む。
本当に「正しいこと」がある時こそ、
その正しさをもっている人、知っている人は、
正しさで、人を動かすことの難しさを知っている。