涙とともに食べた人でなければ…

涙とともに食べた人でなければ、
人生の味は分からない。

(ゲーテ)

人生には、やはり
涙がある。

本当に涙を流しながら、
食べる人。

目には涙を浮かべず、
心で飲み込んで食べてしまう人。

人に飲み込ませた涙に幾度と気づかず、
後々、その溜まった涙を
食べることになる人。

いろいろでしょうが、
心を震わせるほど泣けない人生
っていうのは、
やはり味気ないかもしれません。

自分を悲しみや苦しみから守るため、
心が自然に涙を拒むことがあります。

むやみやたらと泣くことが、
いいとは思いませんが、
涙を拒み続ける状態も、
心がゆがみそうで、心配です。

流した涙、流さなかった涙は、
それぞれ、どこにいくのか。


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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