あなたの敵が退却するための
「金の橋」を架けよ。
(孫武、孫子)
私はけっこう競争心が強い方だから、
敵がいたら、
こてんぱんにやっつけたい願望がある。
でも、こてんぱんにやっつけようと
すればするほど、
相手は「背水の陣」となり、
予想以上の善戦となったりする。
相手が、うまい言い訳を見つけて、
逃げていけるようにする。
その方が楽で、一番いい勝ち方かな、
と今は思う。そう物わかりのいい敵
ばかりでないだろうけど…
ビジネスの場で、あるいは交渉の場、
あるいは夫婦のコミュニケーション、
それ以外のふれあいにおいても、
そういう考え方には、
何かしらヒントがあると思う。
まず、
ちょっと頭を使って、
相手のための「金の橋」を考えて、
架けてみる。
相手が逃げて、自分が欲しいものを得られるように。