易しさは優しさに通じる。
(iモード事件、松永真理)
何事も簡単であること、
シンプルなものにすること。
人に説明したり、
人に動いてもらいたい場合は、
そんな視点が必要だと思う。
なかには、難しいことに
やる気と面白さを感じて、
向かっていける人もいるかもしれない。
しかし、それは限られている…
たとえば、
とてつもない大きな目標があったとしても、
それを細切れにして、
いくつかの易しいステップに並べなおせば、
歩み出すことが出来る。
ただ、決して、代わりにやってあげる、
ということではない。
易しいものに変えることによって、
自らで出来るようにしてあげる。
そうすれば、その人の自立の度合いも
向上する。
同著に、こんな言葉も紹介されていた。
「技術は、それを意識しないで
使えるようになったとき、
技術だと思う人はいなくなる」
(リーナス・トーバルズ氏)
今さら、自宅の電話を技術と言う人はいるまい。
携帯電話については、どうだろうか。
おそらく、「技術」と呼ばない日は、
そんなに遠くないだろう。
人には、物事を易しく変える才能がある。
それを、人にも、モノにも
活かせるはず。