ジミだけど、しっかりジブンを持ち、
ジブン探しをしながら前向きに生きる
(日経エンターテイメント、2003年1月号)
過去の話だが、
2002年にヒットしたものを分析し、
共通点を結論すると、
この2つのJ(ジミ、ジブン)になったようだ。
沖縄出身のモンゴル800というバンド、
「ワダツミの木」がヒットした元ちとせ、
「大きな古時計」の平井堅、
ジミなおじさん小田和正のCD「自己ベスト」、
90歳の現役医師の著書「生き方上手」、などなど。
「地味」って言葉には、どこかしら、
時代遅れを笑うような意味合いがあったように思うけど、
「ジミ」って言葉にして、
そのイメージが変わったらいいと思う。
ただ、地味にして
目立たないようにしているんじゃなくて、
しっかりとした自分を確立させようと、
地味に進んでいるから、
最初は気づかれないだけ…
派手に行進して、
一時の注目を浴び、
本人も疑うほどのスピードで
下落するっていうのは、
今の時代にも存在する。
それが好きなら、それでもいいけど、
地味な力が最も効果的な場面は、
少なくない。