1万円持とうが、1億円持とうが、
本来の自己(私という人間の本質)は
少しも変わらないんです。
変わるのは銀行の扱い。
つまり、自分の外側です。
変わる外側に眼を向けているかぎり、
本当のいのちの安らぎはありません。
(相田みつを)
お金を持ったり、
マイクを持ったりすると、
人の変わる方がいます。
ただ、それでも、
確かに、その人の本質は
変わらない…。
本質は、きっと、
何かをきっかけに、その人の外に
現れるもの。
外側からの扱いに振り回されやすい環境に
生きている人は、なおさら、現れやすいかな。
その中で、いつまでも、
外側ばかりに眼を向けていれば、
その本質を改めることは、
きっと難しくなることでしょう。
ふと、
「人生が何によって保証されるか」
を考えました。
地位、お金、政府、才能…
昔は、年金制度やら、
会社の雇用やら、そんなもので、
人生が保証されるようなシステムが
目の前にありました。
そして、人々も期待していました。
残念ながら、
それは崩れてきています。
そう考えると、そもそも
「自分の外側から、
保証してもらうこと」自体が
誤りだったのではと思います。
人が、人を完全に保証するシステムなんて、
未来永劫、できないのかもしれません。
一時はすばらしいと思えても、
時代が過ぎ去ると、陳腐化してきます。
自分の内面に磨きをかけることだけが、
「保証」になりうる。ただし、独りよがりでなく。