われわれの生まれてきた世界は、
無慈悲で残酷である。そして同時に、
神聖な美しさをもっている。
どちらの要素が他よりもまさるのか、
価値か無価値か、は
-私たちの-気質の問題である。
(ユング自伝)
世の中の、無慈悲で残酷な側面ばかりと
付き合わされて、
人生を送っているように思う人がいるだろう。
その反対に、
幸せいっぱいに、もしくは安楽に生きていて、
いい世の中なもんだと思っている人もいるだろう。
以前、
こんな言葉の投稿を頂きました。
「どんなものにも意味なんか無い。
重要なのはどんな意味が
あるのかではなく、
どんな意味を見いだすかである。」
このユングの言葉を
表現しているように思える言葉でした。
やはり、目の前には、
どちらにも見分けがつかない姿で
置かれていて、
私たちが、それをどう変えるかを
待っているところが、
この世界、私たちの人生には、
多いんじゃないでしょうか。
そういう可能性のために、
悪いものも、良いものも世の中にはあって、
私たちにも、考える力と行動力が
備わってくるんでしょう。
世の中、まだまだ、わからない。