明けても暮れても考えている事柄、それ…

明けても暮れても考えている事柄、
それがその人なのだ。 

(エマソン)

もし、何かよくよく
考えていることがあるとすれば、
現時点では、それに心が奪われていると
いうこと。

ふだん、集中することが難しい人は、なおさら。

集中することが簡単だって言う人は、
けっこう珍しいでしょう…?
だから、それが自然に出来る、
いつもそれについて集中して考えている
ということであれば、
やはり、その事柄は、
「その人となり」ということなのでしょう。

それが、場合によっては、
この世で生を受けた「使命」だ
という場合もあるでしょう。

おそらく、心のなかには、
もっといいものを望む気持ちがあるけど、
それが、何かに邪魔されて、
逃げ場を探して、別のものに思考が傾いている
場合もあります。

健全な思考って、意外と難しいです。


こころの処方箋(河合 隼雄)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です