君の値打ちを楽しもうと思ったら、
君は世の中に価値を与えなければならない。
(ゲーテ、格言的)
自分の値打ちは何か、
真っ正面から自分に尋ねていなくとも、
私たちは常にそれを考えて、
着飾ったり、買い物したり、
仕事したり、話をしたり、
あらゆる行動をしている。
自分の持ち物が、
自分の値打ちを証明すると
思っている人が、
どんな行動をするかは、
想像に難しくないだろう。
あるいは、自分の話し方が、
自分の値打ちを証明すると
思っている人は、
どうだろうか。
はたまた、自分の地位、評判が、
自分の値打ちを証明すると
思っている人もいることだろう。
ゲーテは、こんなことも言っている。
「名声は悪評に劣らず
人を傷つけるものだ。」
私たちが求める「自分の値打ち」には、
多分、悪いものはないと思うが、
求め方いかんによっては、
値打ちに傷つけたり、
落としたりすることだって、
ありえる。
価値観が多様化している現代では、
他人に左右されすぎずに、
世の中に与えられる「自分の価値」を
ちゃんと見極める必要がありそうだ。