きみたち死なない程度に病気しなさい
(生きかた上手、日野原重明)
死なない程度にする病気を選ぶことが
可能かどうかは分かりませんが、
弱い者の気持ちを理解し、
病人や高齢者の不自由さを
身をもって体験するには、
確かに必要なことと思います。
もちろん、いつも、
病気やマイナスの出来事ばかりと
付き合っていると、
確かに気が滅入ります。
だから、死なない程度に、
病気やそれに類した状態があることを知ったうえで、
今の元気な自分、あるいは、自分の才能は、
何に活かすべきかを考えることは、
本当に賢明なことだと思います。
また、自分に不足を感じていたとしても、
そういう経験を通して、
どれだけ満たされていたかも
分かるでしょうから…
そうやって、まず、
自分しか見えなくなる病気を
少し治しましょう。