心ある人よ、押しつけることなかれ

心ある人よ、押しつけることなかれ
あなたがこの世で得た知識も道徳も
すべての時、すべての事象、
すべての人に当てはまるとは限らない

(書簡集、日木流奈)

大きなお世話とも言うけれど、
やはり、押しつけられるのは、
いい気分じゃあない。

自分の感性と、
自分以外の人の感性は、
たとえ家族であっても、
好きな人であっても、
ズレてくるのが当たり前。

そんな人間同士が生きている世の中だから、
いくら正しいと思って言ったことでも、
あるいは、本当に正しいことだったとしても、
その時点では理解されないこともある。

私は、努力しようと思っている。
人の言動、行動について、
理解できない事柄については、
一時的に放っておこう、と。

そうすれば、
そのうち、結果が現れてくるか、
自分に知恵がついてきて
見極められるようになるから。

自分の思いが注がれている相手ほど、
(たとえば、伴侶、子ども…)
それを行うのが難しいものだ。
私も、いっぱい失敗している。

だから、気づく時もある。
自分が精一杯、自由に生きていないから、
人に押しつけようとするんじゃないかって。
人にも、自分と同じ制限の中で
生きさせようとするんじゃないのかって。

だったら、まず、自分が
自分の生き方をしなくちゃいけない。
そうしないうちは、
人に押しつけてしまう場合が多くなるから。

精一杯、生きよう。

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