僕たち、ずいぶん遠くまで
さがしに行ったけど、ほんとうは
ここにしょっちゅういたんだな。
(青い鳥、メーテルリンク)
日本人には近視が多いと聞きます。日本の住宅が狭いことや食べ物の影響など、さまざまな分析があります。
私も近視で、多分遠くを見るためにメガネをかけていますが、近くがよく見えているかと言えば、それも怪しいものです。
人間は活動領域が広がると、遠くを見たり探したりするようになります。そこに何かヒントがあるかのように。そして、確かに遠いところでヒントが見つかることもあります。
しかし、そのヒントに気づけるチャンスは、自分の身近なところにもあるのです。でも、すぐ近くだけを見ている時は気づかない。いくらか離れたところから自分がいた近くを見つめないと。
何かを探すときは、遠くに行って遠くを探すのではなく、遠くに行って自分がいたところを振り返って探すことが助けになりそうです。