子どものキラキラと輝く好奇な眼差しで
世の中のすべてを見るように
人生を噛みしめるように
荒まく海から 裏町の路地も
紅く輝く星から 一粒の砂までも
何か意味をもって そこにあるんだ
私はそのすべてを この目で見たい
(映画「陽はまた昇る」で引用)
映画「陽はまた昇る」は、NHKのプロジェクトXでも取り上げられたビデオ規格VHS開発の実話がもとになっているストーリーです。いろんな挫折や失敗を繰り返しながらも、何かその意味をたぐろうとして、ふと口から出てくるこの詩。心に染みたので、ご紹介します。
失敗にも、挫折にも、停滞にも、我々次第で意味を見いだせる。そんな勇気を感じました。
別のシーンで語られる次の言葉にも、グっときました。
「やさしい戦いで勝つよりも、厳しい戦いで負けることの方が強くなれるんじゃないか。」
「本当に必要なのは、たった一人の人間の強い思いや激しい情熱、夢見る力だと思えてきたのです。」
自分がしていること、しようとしていることの先は、やはり時が来ないと分かりません。しかし、それを見るためには、それを見るときまで続けなければいけない。必ず、いろんな試行錯誤、壁や妨害があって当然の世の中、それでも生きていたい人生を送りたい。そう思えるようになれたことが、幸せに感じました。
なんか、映画のコマーシャルっぽくなってしまいましたが、お薦めは出来ると思います。なぜなら、実話がベースですから…
原文:(英語)
To scorn all strife, and to view all life
With the curious eyes of a child;
From the plangent sea to the prairie,
From the slum to the heart of the Wild.
From the red-rimmed star to the speck of sand,
From the vast to the greatly small;
For I know that the whole for good is planned,
And I want to see it all.