無条件に優しくなる あのね、人間が無条件に優しくなれるのは相手がホントに死人の箱に片足突っ込んでからなの。何でも我慢できるようになるのは、相手がホントにこれから死ぬってことが目の前にぶら下がってからなの。人間は生きてたら絶対些細なことで喧嘩すんの。些細なことで喧嘩してるうちは、死がまだ現実的じゃないってことだよ。 (ストーリー・セラー、有川浩) ささいなことでケンカできるうちは、お互いに「まだまだ生きている」という前提でやっている。死が近いという状況では、出来ないケンカも出てくるもんだ。 タグ: ストーリー・セラー 前の記事 次の記事