縁 人の縁というは、まことわからぬものよのう。親しくしておった者とは、ふいにぷっつりと縁が切れるかと思えば、なにゆえこやつと、と首を傾げる腐れ縁というも、ままあるものじゃて。しかし、長い人生を思い返してみるに、のちのち深い因縁を持つことになる者との出会いは、なぜかはっきりと覚えておるものだ。 (一刀斎夢録、浅田次郎) 望まぬような縁、人間関係でも、ずーっと続き、付き合わないといけない、ってものもあります。嫌なものですが、それが、自分を人間的に成長させることが多い、ってのが現実です。 タグ: 一刀斎夢録 前の記事 次の記事