目が見えない

目がみえなくなってからは、
すべての女性がおそろしく
チャーミングなものにおもえるのである。
日常わたしの身のまわりにいる女性たちは
とてもすばらしいし、
そとからたずねてくる初対面の女性客も、
みんなまことにうつくしい魅力ある女性におもえる。

(裏がえしの自伝、梅棹忠夫)
 

目がみえない相手に対しては、
目にみえるところを
アピールする必要がない。
目がみえない本人も、
相手のみえない部分を
見るだけでいいから、
見える魅力でごまかされることも
少なくなるってことだろうか。
見えないことは大変だけれど、
見えないことで大切なことも「見えてくる」から
面白いものです。