醜いもの、美しいもの

人間の生まれながらに持っているものというのは、
美しい面もあれば醜い面もあるわけですね。
そういうもの全部を持っている。
人を憎むこともあれば、ねたむこともあれば、
傷つけようとすることもある。
お金や名誉に執着することもあるわけです。
もちろん美しいとされる特質もあるわけですけれども、
そういうもの全部を持った人。
醜いほうに傾くときも
その人間にとって一つの真実であるし、
美しいほうにいくときも
一つの真実であります。

(知と教養の文明学、梅棹忠夫)
 

情報に、いろんな切り口があるように、
社会に、いろんな切り口があるように、
人間にも、いろんな切り口があって、
良くも悪くも見える。
それらはすべて、真実なのだ。