ましだ 人間は貧しいとき、そして前途に希望がないとき、必ず自分のまわりを見渡す。それも、下ばかり見る。自分より下位にある者がいるとき安心する。そして、(あいつよりは、まだ自分のほうがましだ)と思う。 (小説 上杉鷹山、童門冬二) この感情を悪いとばかりは言えない。自分の身の丈を知るとは大切。しかし、これが、単なる自分の優越感となって、相手をさげすむものになれば、いいものとは言えない。 タグ: 小説 上杉鷹山、童門冬二 前の記事 次の記事