自分では何でもわかっていると思う段階に到達した人は…

自分では
何でもわかっていると
思う段階に到達した人は、
スタート地点に立ったばかりの人である。
上には上がある。

(一流の条件、山崎武也)

何かがうまくいくと、
「これはすごい。自分って…」
みたいなことを考えてしまう時、

自己肯定感としては悪くないが、
勘違いしない程度でいたいと思う。

反対に、
「自分、全然できないな。何をやっても、きっと…」
みたいな心情になってしまう時も、

それが行きすぎないように、
そういう勘違いもダメだなと思う。

おそらく、どちらも、
自分の立っている本当の場所が
分からない点では同じである。

自分を知ることは、
他人を知ることであり、
他人を知ることは、
自分を知ることでもある。
そういうスタンスでいたいものだ。


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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