この諺には、真実がある。
「人に対して正しく賢明な助言をすることはできる。
しかし、
自分が正しく賢明に振る舞うことはむずかしい。」
(アインシュタイン)
耳の痛い言葉です。
それに、「いい言葉メールマガジン」やら、
「いい言葉ねっと」サイトやらを
運営している身ですから、
こんな諺を意識しなくとも、
「じゃあ、自分はどうなの?」
という問いかけは、
いつも心のなかにあるように思います。
助言が求められている時に
差し出す助言は、確かに賢明でしょう。
助言が求められていない時の助言は、
相手次第で、以下のいずれかです。
1.大きなお世話だと思われる
2.その場では素直に受け入れられないが、
あとで、そう言えば、と思い出される。
3.その場で謙虚に受け入れられる。
(または、言われた当人でなく、別人がそれを学ぶ)
そんなことを考えると、
助言を差し出す側は、
等身大の自分を忘れてはいけないな、
って思います。
それを忘れたら、自分の通ってきた過ちも、
相手の苦しみも分からなくなるでしょうから…
ああ、自戒、自戒です。
皆様、いつもありがとうございます。
【参考】
「情」の管理・「知」の管理(童門冬二)